建築が、導かれるようにできる時
(今は亡き設計者と、30年前の建築を見せてもらい、交わした会話) 四半世紀前に雑誌で見て感動した建築を、去年の秋にじっくり見てきました。建物はアーカンソー州のユーリカ・スプリングスにあるソーンクラウンチャペルという小さな礼拝堂です。設計はフェイジョーンズと言う、2004年に83歳で亡くなった設計者です。 フランクロイドライトの落水荘より、こちらを先に見たいと思った建築です。...
View Article建築先導技術研究開発助成事業2
今回の研究開発の要点は、木構造の建物を、使用後の解体時に、建築部材を、解体と再使用が容易にできるようにするにはどのような部材の仕組みと構成にすればいいのかを考える研究です。...
View Article1年点検三連チャン
ここ一週間の間に、なぜか1年点検が偶然にも3回連続してしまいました。旅行から戻られる都合に合わせて日程を指定されたお宅、似たようなキッチンの要望の建て主さんがおられて、それを確認のために見ていただきたくて、お願いしてその日にしていただいたお宅、いま似たような地下入り玄関を計画中の建て主さんと、工事中のブログに出ていた家を記憶されていて、その家を見たいとおっしゃられて、お願いせざるを得なくなってしまっ...
View Article住まいでの生活音響
先日、ある建て主さんに誘われて、音に関して面白い体験をしました。日東紡の第2音響研究所の視聴室で、二個の音響調整器具を置くだけで、音がよりクリアになる体験です。写真のスピーカー脇に置いてある器具がそれです。スピーカーから出た音が、器具の個々の棒に乱反射し合って、音が拡散して音がクリアになるらしいのです。森の中の木々に乱反射して澄んだ音になることを目指して開発したとのことでした。...
View Article植栽計画
アオダモ:落葉樹 イロハモミジ:落葉樹 シマトネリコ:常緑樹 ヤマボウシ:落葉樹 モクレン:落葉樹 先日建て主さんといっしょに、庭に計画している植物を見に造園屋さんに行きました。 計画している植物がたくさん種類があった事もあり、あちこちにある畑を車で移動しながら半日かけて見学しました。...
View Article設計者が違うと同じ住戸もこんなに変わる!−間取り編−
最近リフォーム等の相談が多くなり、世間のリフォームの実態が明らかになってきました。不動産会社や家電メーカー等、非建築領域の職種が進出し、よく考えてない提案が平気でされているようです。多くの商品から選ばせる物販の仕方を住戸のリフォームでもしているようです。...
View Article防音改修工事
結設計に住宅を依頼されるお客様がよく希望されるのが居間などの空間によく使っている小幅板天井。この小幅板天井は事務所のホームページの研究開発業務にも記載してありますが、連続する美しさだけでなく様々な音が反響しあう家の中の音を吸収する役割を持っています。それによって余計な音が吸収され、より会話などがクリアに聞こえるのです。...
View Article周辺の視線を避ける平屋建ての住まい
最近ブログや事例紹介がご無沙汰していて、親しい方に心配されました。紹介したい事例や、書きたいことはなくはないのですが、私どもの設計は要領が悪く時間がかかり、ブログどころではなく、待たれている方の業務を上げなければと思っているうちに、時は待ってくれずご無沙汰している次第です。事例紹介も、そんなことで撮影の機会を逃してしまい、今年の初夏にいくつか予定していて、でき次第アップいたします。ご容赦を。...
View Article子供の勉強場所
子供の勉強をどこでさせるか,というテーマは家を建てる時の設計の重大関心事です。何度か試みて、子供が小学低学年の頃は親の目の届くところで出来るようにしてあげるのは一つの回答のようです。以前安孫子の家などでは二階の階段室に設けた例もありました。...
View Article外装の色使い
いつも通勤で通っている道のそばのマンションの外階段です。改修時に階段を塗装し直し、鉄骨階段を濃い焦げ茶色に、柱の色をアクセントカラーの赤にしていて、なかなか大胆な色使いですが、決して軽薄ではなく、結構目を引きます。...
View Article結設計 キッチンギャラリー
現在工事が進行中の練馬区の2世帯住宅で建主も含め検討に検討を重ねているのがキッチンです。 かなり建主のこだわりがでる部分ですのでどの物件でもかなり悩みます。 物件により天井や壁の仕上げ、広さや見え方が違うので、経験値によりかなり回答が定まってきている弊社でもかなりのバリエーションの事例があります。 今回施主との再打合わせに伴い様々な事例をピックアップしましたので その一部を紹介させて頂きます。...
View Article木部の外壁
木製の外部階段が傷み、取り替えたいということで、その処置の相談で、「草加の家」に行って来ました。 その時、外壁の色が8年程前の完成当時と変わらないでいることに驚きました。 思わず塗装し直しましたかと尋ねたら、いや、一度も再塗装はしてない、とのことでした。 外部の木部は変色がつきもので、つい最初から変色しても目立たない色にすることが多く、グレーか木の濃い色にすることが多いのです。...
View Article間取りに感じる不安の解消
信州上田城の外堀跡です。関ヶ原の戦いに行く途中、徳川家忠が数万の兵を引き連れ、数千の真田軍を簡単に落城させて参戦するはずが、よく練られた真田軍の防備にてこずり、結局落とせず、数日足止めされて参戦し、家康にこっぴどく叱られた、という逸話をもつ外堀です。何事も事前の検討と対策が威力を発揮するという見本です。...
View Article「間取り再考」ワークショップ開催
先日武道館で合気道大会が開かれていました。設計も武道と同じで、要望と、敷地などの建築条件との間に大きな乖離や矛盾が少なからずあるものです。その矛盾を矛盾のまま行って、矛盾なく満足できる結果を導き出そうとすることが建築設計です。日頃の鍛錬がものを言います。 間取り再考ワークショップ開催...
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